さわやか自然百景 「摩周の森探訪記」
さわやか自然百景北海道 摩周の森
2018年10月22日放送 NHK総合-
北海道の摩周湖周辺は、美しい森と湖が広がっています。
この地域は「阿寒摩周国立公園」に指定されており、自然の宝庫として知られています。
森にはアカエドマツやトドマツなどの針葉樹や広葉樹が生い茂っており、自然の息吹を感じることができます。
摩周湖周辺には、神の子池と呼ばれる湧き水からなる池があります。
この池の水温は約8度で、数十年前の倒木が腐ることなく保たれています。
湖には低水温を好む淡水魚のオショロコマが生息しており、湧き水は森全体を潤しています。
8月になると、摩周の森では青い羽のミヤマカラスアゲハが見られるそうです。
彼らは地面から地下水を吸って体温を下げ、すぐに排出しているとか。
また、50種類ものチョウが生息し、特にエゾスジグロシロチョウは数が多く見られます。
清流にはヤマメやオショロコマなどの淡水魚が生息しており、流れにはチョウやバッタなどの昆虫が落ちているのを食べる様子も見ることができるそうです。
また、川の中流ではヤマメが海に出て大きくなったサクラマスの姿が見られ、産卵場所に向かうために「さくらの滝」を飛び越える様子も見ることができるそうです。
8月中旬になると、エゾスジグロシロチョウは求愛の季節を迎えます。
メスがオスを拒絶するときは、あおむけになって交尾を拒むそうです。
また、オス同士の格闘や交尾中に割り込もうとするオスとの闘いも見られるのだとか。
産み付けられた卵は1週間ほどで孵化するそうです。
摩周の森は、豊かな自然と生命の営みが息づく美しい場所です。
自然を感じながら散策することで、リフレッシュすることができるでしょう。
#オショロコマ #トドマツ #厚真町(北海道)