クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「秋色に染まる利尻島の風景」

さわやか自然百景北海道 利尻島 秋

2013年12月8日放送  NHK総合
-

北海道の利尻島は、周囲約60キロメートルで、利尻山がそびえ立っています。
この島は1万年前の噴火によって荒々しくなったのです。
10月中旬には山頂付近は雪に覆われていて、利尻山は日本で最も早く冬が訪れる山の1つです。

この時期には霧氷も見ることができます。
霧氷とは、ダケカンバに霧が吹き付けられて凍ったものです。
谷間にはかれ沢という水場があり、利尻山の東側の麓からは水が湧き出ています。

湧き出た水が作った水場には、オショロコマという魚が生息しています。
オショロコマは氷河期に栄えた魚で、現在は北の地域にしか生息していない種です。
外敵が少ない限られた水域は、オショロコマにとって最適な場所です。

利尻島利尻山の麓には姫沼があります。
姫沼の水面には、晴れた風のない日にのみ現れる珍しい現象があります。
それは、利尻山が水面に映る光景です。

また、リシリアザミという植物も利尻島で見つかりました。
この植物は15年前に発見された利尻島固有の種です。
利尻オオズムシも、この島でしか見られない生物です。

利尻島にはさまざまな固有種が存在し、その数は10種類以上に及びます。
また、ミカドフキバッタという跳べないバッタもいます。
利尻島は鳥にとっても住みやすい場所です。

森の中ではアカゲラなどのキツツキが生息しています。
10月下旬には、カワラヒワなどの渡り鳥も利尻島を訪れています。
冬が迫る利尻島の森の水辺では、オショロコマが産卵の季節を迎えようとしています。

利尻島は自然豊かで、様々な生物が共存している素晴らしい場所です。

#ダケカンバ #利尻島 #霧氷