クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「瀬戸内海の美しき備讃瀬戸旅」

さわやか自然百景瀬戸内海 備讃瀬戸

2018年1月7日放送  NHK総合
-

この番組では、瀬戸内海の一部である備讃瀬戸について紹介されています。
備讃瀬戸は大小100余りの島々があり、その間には「瀬戸」と呼ばれる小さな海峡が広がっています。
急流が花こう岩の岸壁を削り、広い砂地を形成しています。

瀬戸の海底では、潮の速い砂地に生き物が生息しています。
ジンドウイカの仲間は急流に逆らって泳ぎ、獲物を待ち構えます。
クラカケトラギスは砂底に住むゴカイなどを食べます。

イネゴチは砂地に身を隠して狩りを行います。
イカナゴは夏から秋にかけて砂の中で過ごし、秋を過ぎると海に出て暮らします。
特にイカナゴの釘煮は地元で有名です。

備讃瀬戸の海域は平均水深が浅く、15メートルほどです。
アマモと呼ばれる海草が生い茂る「アマモ場」も見られます。
アミメハギやヒガンフグなど、成体であっても体長7センチ程度の魚が草の中に暮らしています。

ヤナギウミエラの仲間も砂地に根を下ろし、プランクトンを食べて成長します。
さらに、備讃瀬戸の海底には背の高いホンダワラやアカモクなどの海藻の森も存在し、これは「ガラモ場」と呼ばれています。
海藻は砂地に転がる岩に着生して育ち、そこにはアカメバルやクジメ、チャガラなどの小魚や海藻に産卵する魚が生息しています。

冬になると、瀬戸の岩場は魚を狙う鳥たちが集まります。
カワウは海中に潜って魚を捕らえ、アオサギは大きな魚を飲み込んで苦しむ姿が見られます。
また、小島の上ではミサゴといったワシやタカの仲間が獲物を狙っています。

さらに、ヒドリガモなどの冬鳥も備讃瀬戸を訪れます。
この番組を通じて、備讃瀬戸の美しい自然環境や多様な生物たちの生態が紹介されていました。
瀬戸内海の一部として、備讃瀬戸は自然の宝庫であることが伝わってきました。


#瀬戸内海