さわやか自然百景 「瀬戸内海の美しい備讃瀬戸を巡る旅」

さわやか自然百景瀬戸内海　備讃瀬戸

2016年1月17日放送　　NHK総合
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この瀬戸内海の備讃瀬戸地域は、大小100余りの美しい島々が広がっています。
多島海として知られ、その多くの島々を結ぶ海峡や瀬戸が存在しています。
長い時間をかけて削られた花こう岩や堆積した砂が、潮の流れとともに見渡す限り広がる光景を作り出しています。

このような厳しい環境でも、ジンドウイカの仲間やクラカゲトラギス、イネゴチ、イカナゴなどの生物たちが生息しています。
砂地の色が変わる場所ではアマボ場が広がり、それに頼りにするアミメハギが生息しています。
また、ヒガンフグは敵から身を守るためにヤナギウミエラの仲間の近くに生息しています。

海藻が背丈まで伸びる場所ではガラモ場が広がり、赤メバルやクジメ、チャガラなどの魚たちが良い隠れ家として利用しています。
冬になると、浅瀬にいる魚を狙って多くの鳥たちが集まります。
カワウやアオサギ、ミサゴなどの鳥類を見ることができます。

特にミサゴは水に飛び込んで魚を捕まえる姿が印象的です。
北国から越冬のためにやってくるカモたちも集結し、ヒドリガモなどは流れてきた藻などを食べています。
瀬戸内海の備讃瀬戸は、美しい自然の宝庫であり、様々な生物たちが共存し繁栄している様子が感じられます。

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