クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「凍る美しさ:支笏湖での厳冬体験」

さわやか自然百景厳冬 北海道 支笏湖

2017年3月26日放送  NHK総合
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北海道の支笏湖は、周囲40kmの大きな湖で、かつては巨大な山だった支笏火山が噴火して吹き飛んだことにより誕生しました。
湖の近くに位置するオコタンペ湖は完全に凍りついていますが、支笏湖は波なみがあり、水をたたえています。
支笏湖が凍らない秘密は、水深が360mもあり、外気温の影響を受けない深場の水が水面近くの水を温めるためです。

岸の浅瀬には藻が生えており、そこにはスジエビヌマチチブキンクロハジロなどが生息しています。
特にカイツブリがこの時期にしか見られないということもあるようです。
この時期、支笏湖では強風が吹きます。

この風がしぶき氷を作り、湖面にはまるで氷の迷宮のような不思議な光景が広がります。
湖を取り囲む森は手つかずの自然が広がっており、広葉樹や針葉樹が入り交じっています。
この森にはエゾフクロウやエゾモモンガ、クマゲラなどの動物たちも生息しています。

支笏湖の美しい水は、火山の地層で濾過された雪解け水などが湧き出しているため、豊かな自然を支えています。
2月中旬には気温が上昇し、湖に霧が立ち込めます。
また、水中では変化があり、ヨコエビの仲間なども観察されます。

春になると、小さなプランクトンなどが増え、それを狙う魚たちも活発になります。
しかし、支笏湖で本格的な春が訪れるのは5月中旬ごろで、まだまだ先のことです。
支笏湖は凍らない水が特徴的で、ここならではの自然を作り出しています。

このような環境が、支笏湖の魅力の一つとなっています。

#カイツブリ #支笏湖 #札幌(北海道)