クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「花の浮島日誌」

さわやか自然百景花の浮島 礼文島

2011年10月4日放送  NHK総合
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『花の浮島 礼文島』は、北海道北部にある礼文島の美しい自然と花々を紹介した番組です。
礼文島は、海底の隆起や溶岩の噴出によって形成された島で、起伏の少ない大地が広がりますが、西の海岸線には切り立った大地も見られます。
夏にはたくさんの花々が咲き誇り、特に標高の高い山にしか生育しない花もたくさんあります。

礼文島は晴れた日でも気温が20度前後で、時には15度以下に下がることもあります。
風も強く、背の高い木々は育ちにくいため、高山で見られるような花々が咲いています。
また、礼文島固有の花であるレブンソウも美しく咲きます。

花の受粉には、エゾトラマルハナバチという花粉を運ぶハチが重要な役割を果たしています。
花によって花粉を運んでもらう虫は異なり、エゾヒメマルハナバチは体長1cmほどで、花粉を体中につけて運びます。
礼文島では夏になると湿気を含んだ海からの風が吹き、濃い霧が発生します。

この霧は降水量が少ない礼文島にとっては恵みの雨となり、花々の成長を後押しします。
8月中旬になると、早くも秋の気配が漂い始めます。
レブンソウの花には茶色い実もできますが、強い風によって地面に落ち、春になると花園の一部となります。

エゾトラマルハナバチも、9月いっぱいまでしおれた花から蜜を吸い取ります。
『花の浮島 礼文島』は、豊かな自然環境の中で咲く美しい花々や、その花々に関わる様々な生物たちの姿を通じて、礼文島の魅力を伝える素晴らしい番組でした。
礼文島の花園で花々が咲き誇る様子を見て、自然の美しさに触れることができました。


#ツリガネニンジン #トウゲブキ #レブンサイコ