さわやか自然百景 『北海道鵡川 冒険日記』
さわやか自然百景北海道 鵡川
2012年12月16日放送 NHK総合-
この番組の内容は、北海道の鵡川について非常に興味深いものでした。
鵡川は人々の生活を支える水源としてだけでなく、さまざまな鳥や魚たちの生命の拠り所でもあります。
特にタンチョウやオオハクチョウ、ダイサギなどの鳥たちは、海と川が混ざる河口付近に集まり、そこに集まる魚を目当てにやってきます。
そして、夕方の満潮と夜の日の入りの時刻が重なる頃、100万匹以上のシシャモが鵡川にやってきます。
シシャモの生態も非常に興味深いです。
彼らは川で生まれ、海で2年間ほどを過ごした後、川に戻ってくるのです。
冬に産卵のために川を遡るのですが、そのためには寒さに耐えなければなりません。
鵡川が厳しい冬の寒さに包まれると、ロシアから渡ってきたオオワシやオジロワシなどの鳥たちもやってきて、シロザケを狙います。
そして産卵を終えたメスは再び海に戻りますが、オスは川に留まり、間もなく一生を終えるのです。
また、河原には弱ったシシャモを狙う多くの鳥たちも集まります。
カモメたちが上空を旋回して、一つ一つシシャモを捕らえていく様子は、命の繋がりを感じさせます。
シロザケと同じように、一つの命が別の命をつなぎ合わせているのです。
この番組は、鵡川の美しさと生命の営みを描いており、自然の恵みや生態系の複雑さを改めて感じさせられました。
#オオハクチョウ #ダイサギ #鵡川