さわやか自然百景 「コムケ湖探検記」
さわやか自然百景北海道 コムケ湖
2011年12月29日放送 NHK総合-
北海道の北東部にあるコムケ湖は、淡水と海水が混ざり合った独特な湖です。
湖の形はかつての入り江が砂や他の物質で区切られてできたものだと言われています。
9月には塩分に強いハマナスの花やハマニガナなどが見られます。
また、湖の周辺には塩分に強いアッケシソウも見られますが、アッケシソウは絶滅の危機に瀕している植物です。
アオバトはアッケシソウの間に溜まった塩水を飲むためにこの場所に飛来するのです。
コムケ湖の水は以前は淡水に近かったのですが、水路を通して海に接続されたことで約30年前から汽水湖に変化しました。
さらに、潮の満ち引きの影響を受けるようになり、干潟も形成されました。
干潟の生物をエサにするため、トウネ ンなどの鳥たちもこの場所に集まるようになりました。
そして、それらの鳥を狙うオジロワシなどもやってきますが、小さな鳥たちはアッケシソウの茂みに身を隠し、自己防衛します。
9月中旬になると朝の気温は10度くらいまで下がり、アッケシソウは赤みを増し、湖畔は真っ赤に染まります。
#コムケ湖 #ハマナス #ハマニガナ