クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「北海道の春、濤沸湖の美しさ」

さわやか自然百景「春 北海道 濤沸湖」

2019年6月3日放送  NHK総合
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『春の到来とともに、北海道の濤沸湖がその美しい姿を取り戻します。
この湖はオホーツク海に面し、周囲27kmで水深は平均1mほどの浅めの湖です。
冬の間は厳しい寒さで氷に閉ざされていましたが、3月下旬になると平均気温が0℃を越え、徐々に氷が溶け始めます。

この時期、オオハクチョウは繁殖地へ向けて旅立つ前に、約1ヶ月間も濤沸湖で休息します。
彼らは体力を回復させ、羽毛を整えるためにここで過ごすのです。
面白いことに、ミコアイサと呼ばれる鳥はパンダのような顔をしており、濤沸湖周辺で見られる特徴的な生き物です。

濤沸湖は海とつながっているため、さまざまな生物が生息しています。
コアマモの仲間は数多く見られ、水中にはシモフリカジカ、ビリンゴ、ワカサギなども生息しています。
また、川で生まれ、濤沸湖で成長した魚も海に向かって出ていくのです。

潮が引くのを待ち、キタキツネやオジロワシなどの捕食者も獲物を狙っています。
獲物を巡る争いは激しく、生存競争が繰り広げられています。
4月下旬になるとさらに気温が上がり、氷は完全に消えます。

この時期、濤沸湖にはますます多くの水鳥が集まり、賑わいを見せます。
エゾエンゴサクという淡い青や紫の花が咲くことで、さまざまな生物が引き寄せられるのです。
そして、ハクチョウたちは次々と北へ旅立ちます。

濤沸湖は、数多くの生命を支える重要な役割を果たしているのです。
』 このテレビ番組は、濤沸湖の春の姿とそこに生息する生物たちの営みを美しく描いています。
春の到来とともに湖が解氷し、水鳥が集まり始め、生態系が活気づく様子が伝えられています。

また、捕食者と獲物との間で繰り広げられる生存競争の様子も描かれており、自然界の厳しい現実と共存の営みが表現されています。
このような番組は、私たちに自然の美しさと脆さを改めて感じさせてくれます。

#オホーツク海 #濤沸湖