クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「東中国山地の魅力を探る旅」

さわやか自然百景鳥取 東中国山地

2019年6月2日放送  NHK総合
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『鳥取 東中国山地』という番組の内容は、自然の美しさと生態系の魅力に満ち溢れていました。
東中国山地の森は、針葉樹と広葉樹が混在し、南北40kmにわたって広がっています。
その林では、木々の間隔を広く保つために干ばつを起こすこともありますが、これが質の良い材木を育むポイントなのだそうです。

番組では、そんな林に生息している生物たちの様子が描かれました。
ニホンモモンガは、キツツキの穴を巣に利用し、の幹にしっかりと掴まることができる能力を持っています。
彼らの主食はの葉であり、春には花粉の詰まった雄花がご馳走になるそうです。

モモンガは樹皮を集めて巣作りを行い、赤ちゃんを抱えた姿も映し出されました。
子どもが独り立ちするまでの2ヶ月間は、林での母子生活が続くのですね。
また、4月下旬には林にミツマタの花が咲くそうで、この地域ではを植林する際にも広葉樹を残すようにしています。

そこで、ニホンリスが前年に隠したオニグルミの実を食べて生活していることも紹介されました。
の人工林に残されたオニグルミの木が、リスの生命を支えているのです。
さらに、冬眠から目覚めたツキノワグマが若葉や桜の実を求めて広い範囲を移動し、イヌワシが森の頂点に立つ姿も見られました。

イヌワシは大型の鷲で、翼を広げると2mもの大きさになるのだとか。
東中国山地の森は、霧がの成長を促し、多くの生物たちにとって命を育む場所となっているのです。
番組の最後では、ニホンモモンガの赤ちゃんたちが成長し、独り立ちの時を迎える様子が描かれました。

初めて外の世界に出た彼らは、母親の後を追いジャンプし、自らの葉を食べることもできるようになっていました。
彼らは母親の手本を見て、大滑空に挑戦する様子も披露しました。
独り立ちまであと2週間とのことで、彼らの成長を見守ることができると思うと、とても感動的です。

この番組を通じて、東中国山地の美しい自然と豊かな生態系に触れることができました。
人工林に覆われたこの地域には、多くの命が息づいていることを感じさせられます。
自然環境の大切さや、生物の生態系が持つつながりについて再確認する機会となりました。


#キツツキ #ニホンモモンガ #杉