クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「春の十勝森林散策記」

さわやか自然百景選「北海道 十勝の森 春」

2021年5月9日放送  NHK総合
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この番組は、北海道の十勝地方の森林に春が訪れた様子を描いていました。
針葉樹と広葉樹が一緒に存在し、針広混交林と呼ばれる景色が広がっていました。
春の初めの4月上旬には、ふきのとうが咲き、そこにはクジャクチョウが蜜を吸っていました。

枝から枝を飛び移るエゾリスも見られました。
エゾリスは地上では危険を感じ、カラスに襲われることもあるため、木の上や針葉樹の枝の中に隠れるのです。
針葉樹はリスにとって食料の隠し場所にもなっているそうです。

また、森の一角では、アカゲラやキツツキ、ゴジュウカラなどの鳥たちが木を叩いて餌を探し活動していました。
特にゴジュウカラは使わなくなった穴を利用して子育てを行っており、穴の中に木の皮や枯れ葉を詰めてクッション代わりにしているそうです。
さらに、エゾモモンガも穴を利用して生活している姿が紹介されていました。

このように、森の中ではさまざまな動物たちが生息し、穴や木の上で暮らしている様子が捉えられました。
番組では、4月中旬には雪解けが進み、森のあちこちに水辺が現れると説明されていました。
その水辺には、貴重な生き物であるニホンザリガニやエゾアカガエルが生息していることが紹介されました。

春が始まるとともに、エゾアカガエルは冬眠から覚め、すぐに産卵の準備を始めるそうです。
また、雪解け水は陸上の生き物にも恩恵をもたらし、木々も水を吸い上げて成長する一方で、傷ついた木の幹からは樹液が溢れ出す様子も描かれました。
最後に、クルミの木の上にはエゾリスの巣があり、中は空洞になっていることが紹介されました。

エゾリスはその中で子どもを産み、3〜4匹の子リスは6月末までに独り立ちするとのことです。
このように、豊かな森が多くの命を潤している様子が伝えられました。
この番組を見ていると、北海道の十勝地方の春の森の美しさや動物たちの暮らしに触れることができ、自然の豊かさや生命力を感じることができました。

また、季節の移り変わりや生態系の一部を垣間見ることで、自然への理解と尊敬の念が深まりました。

#エゾリス #クジャクチョウ #フクジュソウ