クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「ブナの森探索記」

さわやか自然百景「北海道 渡島半島 ブナの森」

2021年12月20日放送  NHK総合
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渡島半島ブナの森は、国内最北のブナの自生地であり、手つかずのまま残されている貴重な場所です。
ブナの木は高さ40m以上にもなり、樹齢は150年以上にも及びます。
この森は国の天然記念物に指定されており、その美しさと価値が認められています。

この森では、絶滅危惧種のクマゲラが見られます。
クマゲラは日本最大のキツツキであり、北海道と東北の一部でしか見ることができません。
また、渡島半島では頻繁に雨が降り、特に雨足が強くなると勢いよくブナの幹を流れる雨水があります。

この雨水には、北海道に生息するカタツムリであるサッポロマイマイが集まります。
乾燥が苦手な彼らは、雨が降り始めると一斉に活動します。
森に降った雨は、地面の落ち葉に受け止められます。

その水は地中に染み込み、腐葉土がスポンジのような役割を果たします。
そのため、地面はいつも湿っており、湿潤な環境が形成されます。
このような湿潤な環境は、きのこにとって好ましい条件となります。

渡島半島の森では、1年を通して200種以上のきのこを見ることができます。
また、広葉樹の樹液を吸うミヤマクワガタや、倒れて腐った木を食べて成虫になるオニクワガタなど、森にはさまざまな生き物が存在します。
ブナの木は倒れて朽ちることで、森の生態系を支えています。

そして、10月になると渡島半島の森はさまざまな色に染まります。
特にブナの葉は鮮やかな黄色になるそうです。
これらの美しい色彩に彩られた森は、冬が近づいていることを感じさせます。

北海道渡島半島ブナの森は、自然の豊かさと多様性が感じられる素晴らしい場所です。
その魅力を保護し続けることは、私たちの大切な使命の一つだと思います。

#クマゲラ #サッポロマイマイ #北海道