クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「北海道のブナの森に魅せられて」

さわやか自然百景「北海道 渡島半島 ブナの森」

2021年12月12日放送  NHK総合
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北海道渡島半島に広がるブナの森は、とても貴重な存在です。
高さ40mを超える大きなブナの木々が、150年以上もの間育っています。
この森は、国内最北のブナの自生地であり、手つかずのまま残されているため、国の天然記念物に指定されています。

渡島半島では、頻繁に雨が降ります。
雨足が強くなると、ブナの幹を伝って勢いよく雨水が流れます。
その流れにカタツムリであるサッポロマイマイが集まり、活動を始めます。

乾燥が苦手な彼らは、雨が降り始めると一斉に動き出すのです。
森に降った雨は、地面に積み重なった落ち葉に吸収されます。
腐葉土がスポンジのようになり、地面はいつも湿った状態が保たれます。

この湿潤な環境は、特にきのこたちにとって好ましいです。
渡島半島の森では、1年を通して200種以上のきのこを見ることができます。
クワガタムシもまた、この森で生息しています。

例えば、ミヤマクワガタは広葉樹の樹液を吸って生活しており、オニクワガタの幼虫は倒れたブナなどを食べて成虫になります。
ブナは朽ちた後も森の生き物たちの命を支えているのです。
10月には、渡島半島の森の木々が色づきます。

ブナの葉は鮮やかな黄色に変わり、美しい風景を作り出します。
冬が近づいているこの時期には、色鮮やかな森が一面の銀世界に変わるでしょう。
このテレビ番組の内容から、北海道渡島半島にあるブナの森の自然の美しさと、そこに住む豊かな生態系が伝わってきます。

自然環境を守りながら、このような貴重な場所が将来にわたって残り続けることを願います。

#クマゲラ #サッポロマイマイ #ブナ