さわやか自然百景 「八島ヶ原湿原の魅力満載!」
さわやか自然百景「長野 八島ヶ原湿原」
2021年10月31日放送 NHK総合-
長野県の八島ヶ原湿原は、とても広い面積を持つ素晴らしい場所です。
標高1630メートルに位置し、火山活動によって形成された窪地に雨水が溜まり、長い年月をかけて現在の姿になりました。
湿原は5月下旬に春を迎えますが、まだ枯れ草が一面に広がっているようです。
この湿原には、美しい花々が咲き乱れます。
ミヤマザクラやミツバオウレンなどが湿原の風景を彩ります。
また、カルガモはまもなく子育ての季節を迎える予定です。
しかし、アカギツネが地面の鳥の巣を狙って卵や雛を襲うこともあるようです。
生態系の中でのさまざまな生き物たちの攻防が繰り広げられているのですね。
八島ヶ原湿原は霧に包まれることで知られています。
この地域は霧が非常に多く、年間200日以上も発生するのだとか。
日中に蒸発した水分が冷えて霧が発生し、麓からも水蒸気を含んだ空気が吹き上げられてきます。
この霧は湿原に貴重な水分をもたらし、豊かな環境を作り出しているのです。
特に7月になると、湿原は緑一面に覆われます。
カラマツソウやゼンテイカなどの美しい植物が湿原を飾ります。
しかし、ヒョウモンチョウという貴重な蝶の数は全国的に減っているようです。
八島ヶ原湿原は霧に潤われ、多くの生き物たちにとっての命の源となっています。
この湿原はまさに自然の宝庫なのですね。
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