さわやか自然百景 「森の息吹」

さわやか自然百景「早春 軽井沢の森」

2012年4月23日放送　　NHK総合
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「早春の軽井沢の森は美しい景色に包まれています。
寒風が吹きすさぶ中、雪の中に残る足跡をたどると、ニホンカモシカがどんぐりや葉を食べている姿が見られます。
朝早くの森では、ヒガラの透き通る声やゴジュウカラの虫を探す姿が耳に心地良く響きます。

冬鳥のイカルも北へと帰っていく姿が見られます。
浅間山に降った雪や雨は、滝などの伏流水となり、軽井沢の森を育んでいます。
針葉樹のカラマツと広葉樹のミズナラなどが入り混じる様子は、豊かな自然を感じさせます。

夜になると、森は活気づいてきます。
フクロウの鳴き声やムササビの木登り、ホンドキツネやホンドタヌキの食事の様子など、さまざまな生きものたちの姿が見られます。
春を迎えると、ミソサザイは巣作りを始め、セキレイの仲間やカワガラスは水辺で生活し、活発に動き回るようになります。

軽井沢の森にある池では、早くもヤマアカガエルが産卵を迎えています。
春の兆しとして、フキノトウやマンサクの花も咲き始め、虫たちも活発になっています。
この自然の中で、生きものたちの営みや季節の移り変わりを見ることができるのは、本当に幸せなことです」と感じました。

#ニホンカモシカ #浅間山 #軽井沢町（長野）