さわやか自然百景 「春の霞ヶ浦」
さわやか自然百景霞ヶ浦 早春
2014年4月7日放送 NHK総合-
このテレビ番組では、茨城県南東部に位置する霞ヶ浦の美しい風景とそこに生息する鳥たちの姿が描かれています。
霞ヶ浦は日本で2番目に大きな湖であり、その湖畔では古くから農業が盛んに営まれてきたようです。
番組では、冬の霞ヶ浦の風景が特に印象的に描かれています。
寒さ厳しい朝には靄が浮かび、オオヒシクイの群れが田んぼにやってきます。
彼らは落穂や二番穂を食べたり、水浴びをしたりして過ごします。
また、ハイイロチュウヒが小鳥を追いかけている様子も捉えられています。
昼になると強い風が吹き始め、鳥たちの群れが風に煽られて散り散りになります。
しかし、葦の茂る岸辺には風や波をやり過ごすカモたちが集まっています。
風が弱まるとミサゴが現れ、ボラなどの魚を狙います。
妙岐の鼻と呼ばれる場所では、ホンドタヌキが草むらを歩いています。
ハイイロチュウヒは日没前にねぐらに戻り、近くの木で一休みします。
田んぼのオオヒシクイは群れで鳴きながらねぐらを探しに飛び回ります。
そして、春の農作業が始まるころには北へと渡っていくのです。
3月中旬になると、霞ヶ浦の湖面にいた鳥たちはいなくなります。
代わりに、葭原には新しい芽が顔を出し始めます。
水辺では北へ帰る鳥や南からやってくる鳥たちが鋭気を養っています。
また、畦にはホトケノザなどの色鮮やかな花々が咲き始めるようです。
この番組を通じて、霞ヶ浦の美しい自然と豊かな鳥の生態が紹介されており、春の訪れとともに自然界が活気付く様子が伝わってきます。
エンディングの春の兆しには、新たな生命の息吹を感じました。
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