さわやか自然百景 「仏沼の青森探訪」

さわやか自然百景青森 仏沼

2013年8月4日放送　　NHK総合
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青森県三沢市の仏沼は、元々自然の沼地でしたが、開拓が進んで多くの鳥たちの住処となりました。
仏沼では、オオバンやムナグロなど130種類以上の野鳥を見ることができます。
特に6月上旬は、求愛の季節であり、オオジシギがつがいの相手を探して空中で活発に動き回る光景が見られます。

カンムリカイツブリなども水辺で縄張り争いを繰り広げ、華麗な求愛ダンスを披露します。
仏沼では、朝と夕方になるとさえずりが満ち溢れます。
コヨシキリやオオジュリン、コジュリンなどの珍しい鳥のさえずりが次々と聞こえてきます。

また、幻の鳥と言われるオオセッカもここが日本で最大の繁殖地とされています。
オオセッカの雄は草むらを飛び回り、求愛行動を繰り返しますが、雌は茂みに隠れて姿を見せません。
仏沼は、巣作りに適した環境であり、多くのオオセッカが訪れます。

仏沼では、他にもスズランや野生の睡蓮ヒツジクサなどが咲き、美しい風景が広がります。
また、オオルリハムシやマンシュウイトトンボなどの虫も見ることができます。
仏沼で暮らす鳥たちの中には、オオセッカも含まれています。

6月の半ばには、オオセッカの巣から雛が孵化し、親鳥が食べ物を運んでいる光景が見られます。
オオセッカは世界的にも絶滅の危機に瀕しており、仏沼はそのような貴重な鳥たちにとって大切な場所です。
青森県の仏沼は、多くの貴重な鳥たちの楽園となっており、人と自然が調和した美しい場所です。

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