さわやか自然百景 「有珠山の魅力を探る」
さわやか自然百景北海道 有珠山
2013年7月1日放送 NHK総合-
この番組は、北海道の有珠山をテーマに、その豊かな自然や火山地形について紹介しています。
有珠山は2000年に最新の噴火をし、その際には大小60個以上の火口が生まれたということです。
しかし、その後10年以上経った現在では、火口に緑が戻り始めており、植物たちが再び生息している様子が伝えられています。
番組では、有珠山周辺の森林には新しい植物が根を下ろしている様子が描かれており、火山の噴火による荒廃と緑の再生のサイクルが繰り返されていることが伝えられています。
特に、芽吹きの季節には広葉樹の森が緑に染まり、ドロノキやエゾエンゴサクなどのパイオニアツリーが見られるとのことです。
また、この森にはキビタキやコゲラなどの鳥たちも集まっており、クマゲラなどのキツツキたちは立ち枯れた木に穴を開け、巣を作るのに適した場所として利用しているそうです。
コムクドリは他の鳥の巣を利用して子育てをする一方で、オオアカゲラの巣を狙ってヒナを襲う場面もあるようです。
さらに、火山灰などでできた丘の崩れた崖にはショウドウツバメが巣を作り、子育てをしている様子が紹介されました。
この時期には300羽以上のショウドウツバメが産卵のために訪れるそうです。
また、オオアカゲラのヒナは親がエサを運んでいる間に巣立つ様子も紹介されました。
この番組を通じて、有珠山の噴火による自然の変化と再生、さらには生物たちの息づかいが伝えられており、北海道の豊かな自然の一端に触れることができました。
#むかわ町(北海道) #有珠山 #洞爺湖