クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 花の浮島記

さわやか自然百景花の浮島 礼文島

2011年10月2日放送  NHK総合
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『花の浮島 礼文島』は、北海道北部に位置する礼文島の美しい風景と豊かな花々に焦点を当てた番組です。
礼文島は、隆起や噴火によって形成された島であり、大部分はゆるやかな地形ですが、西側の海岸線には切り立った地形が広がっています。
夏には、たくさんの美しい花々が咲き乱れます。

特に標高の高い山地にしか生息しないトウゲブキチシマワレモコウなどの花々が多く見られます。
礼文島の気候は、晴れていても20度前後と比較的涼しく、時には15度以下に下がることもあります。
風も強く、背の高い木々は成長が制限されるため、高山地域で見られるようなイブキジャコウソウなどの花々が咲くことが特徴です。

また、礼文島固有の花であるレブンソウも見ることができます。
礼文島の花々は、エゾトラマルハナバチなどの花粉を運ぶ昆虫によって受粉されます。
花々はそれぞれ異なる昆虫によって受粉される仕組みとなっており、体長約1cmのエゾヒメマルハナバチは花粉を体中に付着させながら運びます。

夏には礼文島で湿気を含んだ海風が吹き、しばしば濃い霧が発生します。
この霧は、降水量が少ない礼文島にとって貴重な雨となり、花々の成長を支えています。
8月中旬になると、礼文島の花園には秋の気配が漂い始めます。

レブンソウの花には、茶色い実も実ります。
強い風によって実は地面に落ち、春の雪解けの後に花園の一部として現れるのです。
エゾトラマルハナバチは、9月いっぱいまでしおれた花から蜜を吸い取り、女王バチのために卵を産みます。

『花の浮島 礼文島』は、礼文島の自然の美しさと花々の息づかいを紹介してくれる、魅力的な番組です。

#ツリガネニンジン #トウゲブキ #礼文島