クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 花浮礼:美しい花の島、礼文島

さわやか自然百景花の浮島 礼文島

2012年1月1日放送  NHK総合
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『花の浮島 礼文島』は、北海道の北部に位置する礼文島を紹介した番組でした。
礼文島は海底の隆起や溶岩の噴出によって形成されました。
島の大部分は緩やかな起伏を持つ地形ですが、西海岸には切り立った大地が広がります。

この島では夏になると豊富な花々が咲き誇ります。
特にトウゲブキチシマワレモコウといった、高地にしか生息しない花々がたくさん見られます。
礼文島では夏でも気温は20度前後にとどまり、時には15度以下にも下がることもあります。

また、風も強く、木の背丈が高く育つことはありません。
そのため、高山で咲くようなイブキジャコウソウなどの花々や、礼文島独特の花であるレブンソウが見られるのです。
礼文島では、花粉を運んでもらうためにエゾトラマルハナバチという昆虫が活躍しています。

花々は、花粉がつきやすい構造になっており、花の色を好むエゾトラマルハナバチが花粉を運んでくれます。
異なる花によって異なる虫が花粉を運んでくれるのです。
たとえば、エゾヒメマルハナバチは体長約1cmほどで、全身に花粉をつけて運ぶのです。

夏には礼文島では湿気のある海風が吹き、濃い霧が発生することもよくあります。
この霧は雨となって島に恵みをもたらし、花々の成長に寄与しています。
8月中旬には、そろそろ秋の気配が漂い始めます。

レブンソウの花には茶色い実も成り、強い風によって地面に落ちます。
そして、春の雪解けとともに花園の一部となるのです。
さらに、エゾトラマルハナバチは9月まで活動し、しおれた花から蜜を吸い取って女王バチのために卵を産みます。

これが礼文島の花々の一年のサイクルとなっています。
番組を通じて、礼文島の美しい自然と花々の息吹を感じることができました。
こんな素晴らしい風景があるのは本当に幸せですね。


#むかわ町(北海道) #ツリガネニンジン #レブンサイコ