クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「海と風景の魅力!静岡・三保松原で癒される旅」

さわやか自然百景静岡 三保松原の海

2014年12月11日放送  NHK総合
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『静岡の三保松原は、美しい富士山を背景に駿河湾に突き出た三保半島に位置しています。
この半島には、黒松の森が4キロも続く三保松原があります。
その中には数百年もの樹齢を誇る松が立ち並んでおり、その景観は昔から愛されてきました。

秋になると、三保半島の前に広がる海では最初は生き物の姿は見られませんが、水深20mほどに行くと、鮮やかな色の珊瑚が見られます。
特に目を引くのが、派手なオレンジ色のエントウキサンゴです。
この珊瑚は触手として機能する黄色い部分を伸ばし、プランクトンを捕らえます。

海底には、太さが人の腕ほどある珊瑚エナガトゲトサカや、海水を含んで体を立て、枝状に分かれた触手でプランクトンを捕らえる植物アザミ、海を漂う卵を育てるエダアザミなど、さまざまな小さな生き物たちが珊瑚に依存しています。
さらに、アカムチヤギの先に隠れているガラスハゼや、サクラダイの幼魚のように特徴的な特徴を持つ魚たちもいます。
サクラダイのオスたちは秋が繁殖の時期で、メスを追いかけ、熱心に求愛し、二匹で泳ぎながら産卵を行います。

この命をつなぐ営みは11月頃まで続くのです。
時間をかけて形成された三保半島の前に広がる駿河湾は、日本一深い湾です。
海の中は昼間でも薄暗く、透明度も低いです。

そこで生息するヒメジは、2本のひげを使って泥に埋まる生物を探し出します。
また、泳ぐことが苦手なウミテングは海底を這いながら移動します。
薄暗い海底では、本来はもっと深い場所に生息する魚たちが見られることもあります。

ヒレナガハゼは金色に輝く美しい模様を持っています。
さらに、テッポウエビやハゼ、スナイソギンチャク、ハクセンエビ、イッテンアカタチなど、本来深海に生息する生物も存在します。
砂や泥によって作り出された薄暗い海は、まるで深海のような世界を作り出しているのです。

太陽が沈むと、昼間には見ることのできなかった生物たちが姿を現します。
水深10mほどの場所で、サクラエビを発見することができます。
昼間は水深の深い場所にいるのですが、夜になるとプランクトンを求めて上がってきます。

また、マゴチはカタクチイワシを狙い、大きな口で一気に飲み込みます。
タチウオも小魚やエビを追いかけて深海からやってきます。
夜の海では、水面近くでも深海の生物たちが活動しているのです。

三保松原の海は、独特な環境の中で個性豊かな生物たちが輝きを放っています。
』 このテレビ番組の内容は、静岡の三保松原の海と駿河湾の美しい生態系を紹介しています。
海底の珊瑚や深海に生息する生物たちの姿が描かれており、その個性や環境についても詳しく説明しています。

自然の美しさや多様性に触れることができ、とても感動的な内容だと思います。
また、珊瑚の繁殖や、夜の海での生物たちの活動など、命のつながりや営みも伝えられています。
このような貴重な映像を通じて、自然の大切さや豊かさを再確認することができました。


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