クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「神秘の湖畔〜北海道・神仙沼の魅力〜」

さわやか自然百景北海道 神仙沼

2017年9月10日放送  NHK総合
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北海道の神仙沼は、美しい湿原の中に位置し、周囲をニセコ連峰に囲まれています。
標高750mの中腹に広がるこの沼は、雪解け水や雨水だけで成り立っているとのことです。
冬にはたくさんの雪が降り積もり、春になると雪が溶けて沼が現れる様子が、まさに自然の奇跡と言えるでしょう。

さらに、この神仙沼は多くの花々が咲き誇る初夏の季節にも魅力的です。
湿原から茎を伸ばすミツガシワは、寒冷地や氷山に生息する珍しい樹木であり、氷河期の生き残りと言われています。
また、沼には魚はおらず、ミズカマキリやヤゴなどの水生昆虫が生息しているとのことです。

水上では、カオジロトンボルリイロトンボなど、寒冷な湿原を好むトンボの姿も見られます。
神仙沼には多くの生物が生息しており、それぞれがこの厳しい環境に適応して生き抜いている様子は、自然界の驚異的な力を感じさせます。
例えば、メスを独占する繁殖行動をするルリイロトンボは、茎を伝って水中に潜り込み、安全に産卵すると言われています。

同様に、モウセンゴケは粘液を分泌し、昆虫を捕らえて栄養とする生態が興味深いです。
朝の神仙沼は、霧が立ちこめ、湿気た空気が湿原を包み込む光景が広がります。
この幻想的な風景が、神聖な場所であり仙人が住んでいるようなイメージから、神仙沼と名づけられたとのことです。

最後に、番組の中で描かれた羽化したばかりのカオジロトンボやルリボシヤンバの姿が、生命の躍動を感じさせてくれます。
自然界の美しさと神秘さが共存している神仙沼は、訪れる人々に大いなる感動を与えることでしょう。

#エゾゼンテイカ #ヒオウギアヤメ #ルリイロトンボ