さわやか自然百景 「高島大分ブログ」

さわやか自然百景大分　高島

2017年9月3日放送　　NHK総合
-

この番組の内容は、大分県にある小さな無人島である高島についての話です。
高島は周りを切り立った石灰岩の崖に囲まれており、荒々しい海岸が特徴です。
亜熱帯性の植物が生息しており、特にビロウやタブノキには注目されています。

この島は鳥たちの中継地でもあり、ニュウナイスズメは羽を休めるために頻繁にこの島を訪れます。
また、アサギマダラという蝶もこの島にやってきます。
驚くべきことに、アサギマダラの一部は2000キロもの距離を旅してこの島に到着するのです 。

さらに、ウミネコが春から夏にかけて大挙して押し寄せ、4〜500羽の群れが巣を作って卵を温めます。
この島ではキツネや猫などの天敵がいないため、親鳥たちは子育てに適した環境を楽しめます。
しかし、なわばりを巡って小競り合いもあるようです。

ヒナたちは海の恵みを受けて成長し、親鳥は海でエサを捕まえます。
6月に生まれたヒナはほぼ1ヶ月後には体重が10倍になるほど成長します。
親鳥がエサを探すために巣を離れる時間が増えるため、ヒナの行動範囲も広がります。

他の親鳥からの攻撃や事故でヒナが亡くなることもあり、無事に育つのは3割程度と言われています。
番組では、タワヤモリの生態も紹介されています。
小さな虫を食べて生活し、岩の隙間に卵を産みます。

最後に、成長したウミネコのヒナたちは飛び立ち、自分自身で餌を捕まえるようになっていきます。
そして、将来的に親鳥としてこの 島に戻ってくることで、命が続いでいくのです。
これらの生物たちの生き残るための試練や、島の生態系の一端を垣間見ることができる番組でした。

#アサギマダラ #セキサバ #大分県