クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「雪の森日記」

さわやか自然百景北海道 東大雪の森

2016年8月4日放送  NHK総合
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『東大雪の森』は、広大な森が広がっている北海道・大雪山系にある場所です。
この地域にはカルデラがあり、トドマツミズナラなどの針葉樹や広葉樹が生息しています。
この森はもともと針葉樹だけで構成されていましたが、台風の影響で広葉樹も育つようになったと言われています。

6月には、トドマツの上でウグイスの鳴き声が聞こえます。
この周辺では、ヤマゲラなど150種以上の鳥が観測されるそうです。
そして、この森の一角には、国内で北海道だけに生息するエゾライチョウが生息しています。

この鳥は、鳩よりも少し大きく、針広混合林を好むようです。
主食は木の葉などです。
冬の間、針葉樹はキタキツネなどの天敵から身を隠すために利用されます。

また、エゾライチョウは長距離飛行ができず、縄張りは東京ドーム2個分ほどの範囲です。
時には小さなヒナを連れて歩くこともあるそうです。
若い広葉樹が多いと、日光が地面まで届くため、この地面にはカラマツソウなどの花が咲きます。

この森には300種類以上の植物が存在し、北海道などでしか見られない昆虫たち、例えばカラフトタカネキマダラセセリなども花を求めてやってくるのだそうです。
花粉が大好物なキヌツヤミズクサハムシや、アオカメノコハムシなども生息しています。
また、繁殖期にはエゾシロチョウも集まるようです。

7月になると、東大雪の森は一番輝く時期を迎えます。
シジュウカラはタンパク質の多い蝶の幼虫などを食べます。
木の中には巣を作り、ひなを育てます。

オオアカゲラはキツツキの仲間で、親鳥が子供に虫の取り方を教えている光景も見られるそうです。
林道ではエゾライチョウのヒナが目撃されることもあります。
ヒナは昆虫を主食としながら、下草に隠れながら森を移動します。

ヒナの独り立ちまでには2ヶ月かかるとのことです。
このように、テレビ番組で放送された『東大雪の森』は、美しい自然が広がる場所で、多様な植物や鳥、昆虫たちが生息していることが伝えられました。

#むかわ町(北海道) #ミズナラ #大雪山系