さわやか自然百景 「札内川の自然と魅力」
さわやか自然百景北海道 札内川流域
2021年3月21日放送 NHK総合-
北海道の札内川流域は、幅広い生態系が楽しめる魅力的な場所です。
札内川の全長が82キロもあり、その広大な川幅が最大でも200メートルに達します。
しかし、推進が浅いため、特に川底に興味深い生物が生息していることが特徴です。
11月下旬には、河原にセグロセキレイやエグリトビケラの仲間が現れます。
方々に広がる川沿いの畑では、オオハクチョウやハクガンなどの鳥も見られます。
川の水面には、ヒドリガモやマガモなどが姿を現し、水草や水生生物を好んで食べています。
その一方で、オジロワシは水面から急降下し、カモを狙う迫力ある狩りを見せてくれます。
川辺には天然のミズナラや、人々が防風林として植えた松の木があります。
特に秋の実りの時期を経て、地面には木の実がたくさん落ちています。
この木の実を食べるシメやエゾリスの姿も見られます。
2月上旬には、本流から少し離れた湧き水の川で美しい光景が広がります。
湧き水は真冬でも温度が12度を保ち、寒さ厳しい空気に冷やされることでたくさんの霧が発生します。
この霧が草木に当たって凍りつき、厳冬期ならではの景色が楽しめます。
また、そんな季節にはツグミやカイツブリなどの動物たちも姿を現します。
北海道の札内川流域は、自然の美しさや多様な生物たちが共存する豊かな場所です。
ぜひ一度訪れてみる価値があると思います。