さわやか自然百景 「冬の熊本荒尾干潟」
さわやか自然百景熊本 荒尾干潟 冬
2021年2月7日放送 NHK総合-
熊本県の荒尾干潟は、干潮の時に姿を現す美しい干潟です。
その広さは国内最大級で、南北に9.1キロ、東西に3.2キロと広がっています。
特に冬になると、多くの渡り鳥が訪れます。
ハマシギやダイゼンなど、さまざまな種類の鳥が見られます。
約3000羽の渡り鳥がここで冬を過ごすのです。
荒尾干潟の特徴は、大部分が砂泥質の干潟であることです。
この環境は、アナジャコなどの鳥にとって好ましい生息地となっています。
砂泥質の干潟は、貝殻が堆積した結果、白い浜が形成されています。
浅い場所には貝が住み、波によって貝が打ち上げられ、美しい白い浜ができたのです。
また、満ち潮の時には干潟は大きく変化します。
クロツラヘラサギなどの絶滅が心配される鳥が、エサを探している姿も見られます。
さらに、カワウ、ミサゴ、ハヤブサなどもエサを求めて活発に動いています。
この干潟では、生命の攻防が冬の間も続いているのです。
熊本県の荒尾干潟は、豊かな自然が広がっていて、魅力的な生態系があります。
自然愛好家や鳥の観察が好きな人にとっては、訪れる価値のある場所です。
干潟の美しい景色や多様な鳥の姿に触れることができます。
ぜひ荒尾干潟を訪れて、その魅力に触れてみてください。
#シロチドリ #ズグロカモメ #荒尾市(熊本)