クーラーは神

クーラーのことを調べたら少しは涼しくなる説。

さわやか自然百景 「夏の南アルプス、仙丈ヶ岳への冒険」

さわやか自然百景「南アルプス 仙丈ヶ岳 夏」

2019年11月3日放送  NHK総合
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この番組の内容は、南アルプスの仙丈ヶ岳について紹介しています。
仙丈ヶ岳は山梨県と長野県にまたがっており、山頂直下の北川の斜面はまるい形をしています。
高低差150mの藪沢カールは、最終氷期に氷河ができた半円状の谷であり、仙丈ヶ岳には珍しい自然の形成物です。

夏の時期、藪沢カールイワウメなどの高山植物で美しく彩られています。
ナミハナアブイワカガミの蜜を吸っており、イワヒバリなどの鳥も虫を狩っている姿が見られます。
霧が立ち込めると、ハイマツの茂みからライチョウが現れます。

春から夏は繁殖期で、オスとメスが一緒に行動します。
標高2500m付近には森の中を1本の川が流れており、そこでは藪沢から湧き出した伏流水が流れています。
夏でも雪渓が残っている場所で、沢沿いにはキバナノコマノツメなどの花や、クモマベニヒカゲなどの高山蝶が見られます。

8月中旬になると、仙丈ヶ岳では夏が終わりに近づいています。
藪沢ではセンジョウアザミが咲き始め、谷間では夏の終わりに1000キロ以上移動するアサギマダラなどの姿も見られます。
ミヤマハタザオではクモマツマキチョウの孵化も行われています。

藪沢カールでも高山植物の数は減ってきています。
霧の中にはホシガラスが立ち、ハイマツの松ぼっくりから種を取る様子が観察されます。
また、稜線にはライチョウの幼鳥もいます。

南アルプスの仙丈ヶ岳は、豊かな自然が広がる魅力的な山岳地帯であり、夏の間にさまざまな生物の営みが見られることが分かります。
この番組を通じて、自然の美しさと多様性に触れることができました。

#キバナシャクナゲ #ハイマツ #仙丈ヶ岳