さわやか自然百景 「海と城石: 伊豆半島 城ヶ崎海岸の魅力」
さわやか自然百景伊豆半島 城ヶ崎海岸
2015年5月1日放送 NHK総合-
伊豆半島の城ヶ崎海岸は、溶岩が急速に固まってできた柱状節理の崖が特徴的です。
この地形は、大室山の噴火によって形成されました。
春になると、断崖は多くの生き物たちでにぎわいます。
特に、イソヒヨドリは海辺の動物で最初に繁殖期を迎えます。
また、つばくろ島はムクやクロサギの繁殖地として知られ、地殻変動などによって現在の形が作られました。
この周辺ではアマツバメなども見られます。
強い風の中でも活動するオオセグロカモメや、上空から獲物を狙って跳びもしたり、海面スレスレを跳び魚の群れを探すオオミズナギドリもいます。
断崖の上には磯とは異なった世界が広がっており、桜の満開を迎えたオオシマザクラの小枝にはヒヨドリが止まっていたり、他にもヤマガラやヒレンジャクの集団が梢に止まって観察できます。
さらに、岩盤の割れ目に根をおろして育つイワタイゲキもあります。
朝になると、アマツバメが次々と跳び立ち、空中に漂っている枯れ草や羽毛などを使って子育ての準備を始めます。
伊豆半島の城ヶ崎海岸は、美しい景色と多様な生態系が魅力であり、自然愛好家や鳥類観察者にとって特に魅力的な場所です。
#クロサギ #ムク #大室山