さわやか自然百景 「北海道の美しい景色を楽しむ 置戸山地の魅力」
さわやか自然百景北海道 置戸山地
2015年11月2日放送 NHK総合-
北海道の置戸山地の魅力がたくさん詰まった紹介でしたね。
置戸町は大雪山系の東に位置しており、山懐に広がる町の中腹には壮大な岩場が広がっています。
この岩場は植物がほとんど生えていない珍しい場所で、過去の地すべりが原因だと考えられています。
しかし、岩の下には溶けない氷の層があり、冷たい風が吹き抜けるため、通常北海道の高所に住むナキウサギもこの岩場を利用しています。
岩場周辺には苔が生えた草原のような空間もあり、この水分と養分を吸い上げたトドマツの木も成長しています。
岩場には世界最小の肉食動物であるイイヅナを含むさまざまな生物が生息しており、生命を育んでいます。
また、9月下旬には紅葉が美しい置戸山地の森で、コゲラやアカゲラ、エゾリスなどの動物たちが冬に備えて蓄えを始めます。
岩場に住むナキウサギもこの時期は落ち葉を集めて冬の蓄えにします。
ナキウサギは落ち葉の上に「盲腸便」と呼ばれる糞を置き、その中の栄養素を細菌が分解して栄養価の高い食料に変えます。
ナキウサギの食料集めは昼夜を問わず行われるそうです。
この情報を聞いたら、置戸山地の美しい自然とそこに生きる生物たちの豊かさに感動しました。
北海道の自然の中にはまだまだ知られていない魅力がたくさんあるのだと改めて感じました。
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